推しがいると人生が楽しい

白鳥スタイルのキャラクター大好き人間

テネシーハニー美味しいよ

ジャックダニエルテネシーハニー、甘さがあって飲みやすくて好きなんですよね。

テネシーハニーを飲みながら、のあとがきみたいなもの。

なんかめちゃくちゃ紆余曲折あって書いたんですよね……の記録。

この彰杏の話について色々私はこう考えて書いてた、ということを話しますが、最初に注意事項です。

もしもこのあとがきを読んでいただいている方の中で「そんな風に書かれていたのか、違うように読み取ってしまった」と思われるような方がいたとして(まあそもそもブログまで読む人なかなかいないと思うので、それは杞憂だと思うんですけど)作品は公開したら半分は読者のものだと思っているので、受け取っていただいたものを大切にしてほしいな、と思っています。私自身、私の予想してなかった読み取り方をしてもらえるのは好きですし。注意事項終わりです。

話す順番としては、「この話がどういう流れで思いついたか」「カップリングの定義」「タグの話」「今回のあとがき」「総括」の順になってます。

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どういう流れでこの話を思いついたか

この話、もともと考えてたのは2つの話で。

ひとつは杏が彼氏と別れたから「彰人と付き合おうかな」と酒飲みながらぼやく感じの話で。こっちは杏と彰人で考えてて。

もうひとつは付き合ってる彰杏がコンビニでアイス買って帰って部屋でだらだらしつつセックスもするみたいな話を、こっちは彰杏として考えてて。

一つ目のほうは完全に「彰人と付き合おうかな」の部分しか浮かんでなかったんですけど、二つ目の話のほうはけっこう色々考えてたんですよ。

その二つ目の話で考えてた中では「杏の髪を乾かす彰人」と「ラムレーズンアイスを無理矢理カゴに突っ込む杏、それを渋々了承する彰人」てのがあって、それは今回のテネシーハニーで採用されました。

二つ目の話はセックスの最中に「初めてしたときはあんな大人しかったくせにな」とか言って茶化す東雲とか、そこから彰杏のミラペ(杏が自分のキャラじゃない可愛いフリルの下着つけてくる)とかに回想を飛ばして、そしてまた現在のさっぱりしたムードのないセックスシーンと対比させる、みたいなのを考えてたんですよね。

ちなみに彰杏のミラペはマジで東雲がスパダリみが強すぎるような妄想になってしまっていたし、杏に似つかわしくないような可愛い下着にオレのためにわざわざガラじゃないことしたのかこいつは、と、それにくらりとする東雲がいました。

そういうのを11月前半くらいまでは考えてたんですけど、ビ箱と文化祭を経てなんかどんどん違うような気がするな…?みたいな気持ちになってきて。何が違うのか私もわからないけど、なんか感覚として違うなあ…みたいな気持ちだったんですよ。

カップリングの定義

二次創作で恋愛としてのカプで描写されるものでよく見かけるものって、

1.嫉妬

2.照れ(褒められてとか、思いがけない言葉でとか、可愛い表情やかっこいい顔でとか)

3.ドキドキ(胸の高鳴りが止まらない、相手の体に触れてドキっとする)

4.好きで好きでたまらないという感情

5.甘い言葉(好きだとか愛してるとかそういうやつ)

あたりかな、と思ってるんですよね。こういうものがあるとカプの話かな、みたいな。まあ多分考えればもっとあると思うんですけど、今ざっとあげるとこんな感じかなと。

で、任意のABというカプがあるとして、上に挙げたものがニーズなんだろうな、と思ってて。まあ二次創作は趣味だし、自分が書きたいもの書くだけだからニーズも何もないんですけど。皆が書きたくて皆が読みたいと思っているもの、くらいの感じかな。カップリング=恋愛、と思っている層のオタクが書きたいもの、見たいものって上記のものなんだろうな~と思ってるんですよね。

あ、話は逸れるけど承認欲求満たしたくて創作する場合、上記のなんらかを話に入れ込めばブクマ伸びると思ってます。あとはエロ。エロは喘がせたぶんだけ伸びる。どれだけ地の文少なかろうが、台詞がそのキャラが言わなさそうであろうが、そういう要素があればブクマは伸びる。そういう話を私はキャラの皮被ってるだけの話(その顔でそれ言ってほしい、やってほしいってだけの話)って言ってるけど、それで満足ならそうすればいいと思いますね。そういうニーズはめちゃくちゃあるよなあと思うし、なにより創作の自由があるので。あとジャンルが栄えていく上で避けて通れないと思うから、来た道ゆく道だよなあとも思ってる。私は今の時点はあんまりそれはしたくないと思ってるけど、遥か昔に承認欲求と自己顕示欲に支配されててやってしまっていた経験があるのであまり強く責められない。そして今もその二つの欲求と戦ってますし。たくさんブクマ欲しいしたくさん感想欲しいからね。それに私だってただただ性癖をぶつけた話を今後書くかもしれないし。女癖悪いBDとか見たい気持ちもあるし。

もっと言えば私はなるべく「そのキャラが言いそうなこと」「しそうなこと」を書きたいと思ってるけど、それが実際できてるかどうかは誰にもわからないし、私の話も「キャラの皮被ってるだけ」と思われてると思って書いてる。実際知り合いに読んでもらったときに「キャラが動いてる感じがしない、動かされてるなって思う」と言われたりしてるので、私もまだまだなんですよね。自分の都合や願望をキャラに押し付けている段階でしかない。まあ二次創作だからそれでいいだろというのはもっともなんだけど、ちゃんとキャラに向き合いたいなと思ってるので、この辺はもっと来年精進したい。

さらに話が逸れるけどキャラが動いてる話をどう作るかっていうと、「そのキャラがなんでそれをしそうと思ったか」の裏付けをとっていくといいそうです。ここは人の受け売りだけど。キャラがこういう未来になるならこういうイベントが発生するはず、と思ったとして、キャラが動くってことはそこに脳内で勝手に想像した必然があるんですよね。そこを「なぜそれをしそう、やりそうと思ったか」を言語化して取り出す作業が必要、らしいです。すっごい難しいんだこれが……全然裏付けがとれない……

話を戻します。

私の中の彰杏、このどれにも当てはまらないな、と思ったんですよね。

 なんか、嫉妬とかあるのか?照れ?ドキドキ?好きでたまらない気持ちでいっぱい?そりゃ好きではあるだろうけどなんか違うよな……甘い言葉なんて全然想像つかないな……みたいな感じで。まあこれは私の力不足なんですよ。もっともっと考えまくればきっと杏が彰人の行動に照れることもあるかもしれないし、彰人が杏に何か甘い言葉を言う状況だってあると思うので。そういう事態が発生しうる状況を突き詰めて考えられなかったのはひとえに私の力不足、解釈力や想像力、人生経験やインプットが足りないからなんですよね。

カップリングというものの定義を私は「AとBという任意の二者の間にある、性愛や恋愛に縛られない広く深く豊かで唯一無二の関係性」と考えています。だからABタグつけたとしてもそこにはただただ相手への唯一無二の感情があるだけで、それに恋愛と名前をつけることもあればそうじゃないこともある、と思ってます。

けどこれはあくまで私の中の定義でしかなくて、おそらくオタクのマジョリティは「カップリング=恋愛、付き合う、片思い、とにかく恋愛感情がどこかにある」みたいな定義なんだろうな、とも思っていて。違ったらすみません。

これは本当にメディアが悪くて、愚痴ですが、人間と人間の関係性の最高峰が恋愛だと無意識に思っていて、なんでも恋愛という名前になってしまう人が多いんですよね…これはイデオロギーとしてそうなっているから別に誰が悪いわけでもないんですけど…白雪姫やシンデレラみたいな童話からしてそうなってるので……

タグの話

ええと何を書きたかったのか。

あ、この話のタグをめちゃくちゃ迷った、ということを話したくてこの話を前提にしておきたかった。

私の中では今回の話は彰杏なんですよ。多分、彰人と杏の話だったら杏は髪を乾かしてと彰人に頼まないだろうな、というのがひとつ。そして、彰人と杏の話だったら、彰人はそれを頼まれても引き受けないだろうな、というのがあって。

ここだけは彰杏だな(もとが彰杏だと思ってた部分から引っ張ってきたからそれはそう)と思ってて。同衾のとこも彰杏だなと思ってました。

それ以外のとこは彰人と杏くらいかな、と思う。自己認識では。

だから本職(?)の彰杏の方がこの話を読んだら、最初は付き合ってないとこから始まるけどお酒飲んで何かが始まるのか?別れたとか言ってるし…ベッド一緒だしセックスするのか…?みたいなことを期待させてしまうのではないか、と考えていて。なのに結局セックスしなければ付き合いもしないし告白もなく、地の文で「オレにしとけよ」みたいな片思いしてるんですよの描写の言葉も出ないし、髪を触ってドキドキしたりもしないし、っていう、さっきの5つの条件をまるで満たしていない話で。だから全然彰杏じゃないじゃん!みたいに思われるかな……申し訳ねえな……けど俺の考える彰杏はこうだからごめんな!!の気持ちでいたんですよ。だから刺されるかもしれないとか言ってたってわけですね。いまだに思ってますね。

だから彰杏タグつけるのめちゃくちゃ迷った……ほんとに……でも最終的に私の中では彰杏だからの気持ちでタグつけました。

で、タグについて話すと私は基本的にカップリングタグをつけるときはキャラ名のタグをつけないことにしてます。ABならAの名前もBの名前もタグには入れないようにしようと。なんだけど今回の話はあまりにも彰杏と彰人と杏の話の狭間みたいな話になってしまったのでキャラ名のタグも入れてしまいました。その代わりに「プロセカ男女CP」のタグはやめました。このタグだと恋愛感をめちゃくちゃ感じるな…と思ったので、なんとなく。

タグでめちゃくちゃ悩んだ。自分のタグへの認識とマジョリティが考える認識が違うと思っているから。今回の話で一番ずっと悩んでたのはそこだった。

文章自体は二万字あったわりになんかするする書けたな~かなり好きな感じのテンポの文章になったと今は思ってる。数日後にはここがダメだったと思うかもしれないし、三ヵ月後には天才!って言ってるかもしれない。

タグの話とカップリングの定義の話と今回の話がどうやってできたのかの話が終わったので、ようやく本題。

今回のあとがき

今回マジで捏造多かったからかなり「大丈夫かなこれ?」と思ってた。そもそも成人済みビの話を書くのがはじめて……?冬彰冬はちょっと毛色が違うので、はじめてだったので。

全部「こうだったらいいな」「こうかな?」くらいのやつなので、ひとつずつ自分の中で確認していきたい。今後のイベストでどんどん更新されていくと思うから。

  • 過労でぶっ倒れる東雲とそれを心配する三人。そして定期的に作り置きを作りに来る白石

ここはどうだろう、ぶっ倒れる東雲は本当に見たい。今回はダイジェストにしてしまったし、今後のイベスト次第ではあるけど、「こいつは過労するタイプ!」と自分の中で確信を持てたらぶっ倒れて救急車で運ばれる話をいつか書きたいな。絶対に二万字は必要だろうから今から気が遠いけど。東雲が過労せず人に頼ることができる人間だと思ったら書かないと思うけど。杏の作り置きはけっこう「彰杏だから」みたいなとこがあるので、「Vivid BAD SQUAD」の話だったらするかは難しいところだなと思う。

全然話が変わるけど普段料理をまったくしないので、てきとーに書いてボロが出るくらいなら書かないほうがいいなと思って料理の描写全然書かなかった。

  • それぞれの高校卒業後の進路

これはね~~~杏と彰人は大学行かないかな、と思ってる。で、こはねは大学行くかなとも。今回はこはねの学部を文系って書いたけど、理系で生物学科とかでもいいなあと思ってる。青柳は大学進学したら理系だと思ってるから理系にしたけど、そもそも大学進学を青柳はするかなあ…?というのもあって。部屋にこもって作曲に没頭してるような青柳も見たいんですよね……公園のベンチに座ってそこで遊ぶ子供と戯れながらインスピレーションを待ってる青柳とかも……だからこの辺はまだ決めきれないなと思ってます。今回は大学進学してることにしたけど。

  • 口紅が似合ってないことを指摘する東雲

これ実はかなり気に入ってる。ぜって~~~に東雲はこういうデリカシーないことを杏とこはねには言うヤツだと思ってる。姉には言ったらキレられるのが目に見えてるから言うか言わないか微妙だなと思ってる。口は滑りそうくらいはあるかな。そんでもって素のときは「口紅」って呼ぶけど優男のときは「リップ」って言うのとか、その猫かぶりをされるのが嫌な杏も好き。

  • 杏の作った料理だと人参をひとつだけ食べる彰人

これなんで思いついたのかは思い出せないんだけど、もしそんな感じだったらいいなと思って。一人で店に入って注文したメニューに不可抗力で人参が入ってたら彰人は悪いと思いながらも残す、と思ったんだけど、これは「頑張って食べる」と思ってる人もいるかなあと思ったりした。でも東雲そこそこ育ち悪いから残すかな~と思ってる。

  • 東雲の意味わからないメモ書き

これは完全にフォロイーのツイートの影響。そうだったらなんかいいなくらいのやつ。

  • 高二の杏号泣事件

これもなんで思いついたか覚えてない……なんかいつの間にか降ってきた最近。悔しいという気持ちを相棒に向けることがあるとしたらこの二人だろうなあとは思う。まあその感情で杏がここまで乱れるかは微妙だなあとは思ってる。その程度でこんなに動揺して泣くのか?と思われるかもしれないなあ、とは書いてて思った。でも「守る」案件であれだけ動揺してたしなあの気持ちもあって。私なんだか白石杏さんをめちゃくちゃ泣き虫にしてしまってますね……もう三回も泣かせてる……なぜ…… あと星四カード名の「相棒なのに」と「相棒だから」が大好きすぎるのでそれを入れられて嬉しかった。

  • 髪を乾かしてと頼む杏とそれを渋々引き受ける彰人

これは完全に「彰杏だから」です。とってつけたように「甘くなった」とか言ってたけどね。まあそういう理由もあると思うけど、彰杏だからやります。あの杏の長くて綺麗な髪にわざわざヘアオイルつけるとこから始める東雲が見たかった。それだけ。

  • Vivid BAD SQUADの恋愛事情

ここが今回本当にどうすっかな案件だった。多分今後のイベストでかなり変わっていく部分で、いつかはこれも解釈違いになるかなあとまで。まあまずRAD WEEKENDを超えるまでは恋愛しないだろうな、というのが私の中にあって。それはかなり強い思いでそう思ってますね。彼らが恋という感情をもっているとしたらそれは歌に対してだと思っているので。

で、夢を叶えたあとに恋愛解禁したとしても、四人がモブと付き合うとこあんまり想像できなくて。だけど二十代後半まで全員童貞処女のままってのもあんまり想像つかなくて。なんとなく四人とも18~22の間に卒業してそう、と思ってるんですよね。冬弥とこはねの詳細は今回書いてないけど。

 これとかをもとにモブとの恋愛については構成していった。まだまだ未確定だしきっとこの先変わっていく部分だと思う。

 別れたらその相手から貰ったプレゼントをどうするか問題、これさ~~~どう思う??こうかな?みたいな感じで、私の中でも全然確定してないんですよね。今回全員のパターン書いちゃったけど。杏がプレゼント捨てる感じの人間なの解釈違いの人もいるかなあと思ってるし、異物に感じる彰人とかも「そこまで?」と思う人もいるかもしれないなあと思ってた。でもこはねと冬弥は使い続けるタイプだとは思ってますね……

あ、でもモブ彼女を部屋に上げたことない東雲、っていうのはかなり高い確率でそう思ってます。あいつ上げなさそうだもん。自分のスペースに他人が入り込んで漁られるの嫌いそうだもん。ほんとは「なんで東雲は彼女を部屋に上げないと思うのか?」の裏付けをしっかりとらないといけないんだけど、「そう思うから!!」で押し通してしまった。

あ、全然話は変わるけど酒馬鹿するビを微妙に差し込めたので、いずれ短い話で酒馬鹿するビが書きたいよ~~の思いがある。

  • 彰人の恋愛観

もうここも不安しかない。白石杏さんのほうは別れたことにショックを受けてるだけだったのでどういう人がタイプとかそういうことを書かなくて済んだんだけど、なんか話の流れ上、東雲が恋愛をどのように取り扱ってるか触れておくか…みたいな気持ちになって。どうなんだろうね!?こいつの恋愛。全然わからない。でも性欲はあるとは思うんですよ。本当にわからない。

だから今回書いた「年上が多くて~」からのくだりはいずれ解釈違いになるかもしれない。それくらい不確定だなあと思ってる。私が18~22くらいの男性が彼女を欲しがる理由の一位を「無料の性欲処理ができる相手が欲しいから」だと思ってるからってのもあるんですよね多分……この年齢だと女性は「愛されたい、誰か一人に特別扱いされたい、人のぬくもりがほしい」みたいな気持ちで彼氏を欲すると思ってるんだけど、男性はそういうのじゃなくてどっちかっていうと性欲処理をしたいからだろうなと。どう思いますかね?

だけどセックス抜いたら相手の機嫌取るだけだし、セックス自体はそれなりに気持ちいいけど……くらいの結論に20くらいで至るかな~~~みたいな。すっごく曖昧だけど。東雲はまっすぐな人間だし責任感もあるからそういう風に遊ぶようなことはしないかなあとも思ったんですよね。でもこいつホモソの男でもあるから本当にこの辺どうなるのかが全然わからなくて……折衷案としての「向こうもたいして本気じゃないからこっちも真面目に向き合う必要はないか」による、不倫や浮気持ちの女性が相手になることが多い、になったりした。

この辺本当にどうなるかな~~ビ内で恋愛が発生しない場合、東雲は20過ぎても童貞である自分を許せるのか?許せないのか?今見えてるだけの東雲の情報だと許せなさそうだよなコイツ…と思ってる。なんかそういうクソどうでもいいことに拘りそうじゃん……?だからさっさと卒業だけはする、みたいな感じかなあと。どうなんだろう。童貞である自分でもたいして気にしないのかな。いやそれはないと思うんだよな~~自意識強いなと思ってるから。

  • 同衾する杏と彰人

ここは特に言うことないです。書いたことがすべて。

  • 翌朝の杏と彰人

ここもあんまりないな……会話文続けるだけにしたのはテンポ感を重視したかった。

あとあれだ、今回はセックスしなかったけど、もし何か特殊な事情が発生したらもしかしたら次は違う結果になるかもしれないね、ということも言っておきたかった。全然まだまだ可能性はあるよと。ないわけじゃないと思ってるので。

総括

今回の話、意図的にいれなかった部分があって。

髪を触ったときの彰人の心情とかに「そこに異性に触れたときの胸の高鳴りはない」とかっていれてもよかったんですよね。ドキドキはしてねえから!!と言ってやりたい気持ちがちょっとあって。だけどなんかそれは描写しすぎだな…と思ったのと、あとはそういった部分の感情は読み手によって変わるだろうなと思ったのであえて描写しないことにしました。同衾の部分や「彰人と付き合おうかな」とか「別れた」「彼女は上げたことない」あたりの部分も「この二人は恋愛じゃない」と強調する文章を追加することはできたんですけど、そこまでしなくてもいいかなあと。ちなみに強調する文章ってのは「そこに嫉妬はない」って差し込むとかですね。

この話は読む人によっては「この二人は恋をしている」とも思ってもらえるかもしれないし「恋じゃない」と思う人もいる、そんな感じの塩梅にしたかった。私自身、今回の話の二人について、この二人が互いに抱いている感情の名前がつけられなくて。だからそれに恋と名前をつける人がいてもいいかなと思った。その辺の感情は読み手に委ねようと思って。

 あとは「どうあがいてもVivid BAD SQUADは相棒が一番」ということを入れたかった。仮に彰人と杏が恋愛関係になるとしても一番は相棒であってほしい、と思ってるので。そこは絶対にいれたかった。付き合う付き合わないに関わらず、ビで男女カプやるとしてもそれは実際のところ、概念としては男男と女女が前提にある上での男女カプだよな、と思ってるので。

いや~~~意外と考えて書いてたんだな……まだまだ曖昧だなあと思う部分もあるけど、なんか今回の話はかなり好きだなって感じに書けたと思ってるから、満足度が高くてわざわざあとがきブログまで書いてしまった。楽しかった~~~!!!!

やっぱり自分が見たい話を書くのが一番!!!

「君」シリーズあとがき

ビビバス書き始めて4人の中の各ペアについての話を書き終わり、総括の「僕達は君と一緒に」もあげることができて、それぞれの話について語りたくなったので書きます。

ほんとはタグとかでいいねされた数だけ作品について語る…みたいなやつとかやりたいんですけどそもそもいいねくるかわかんないし来なかったら来なかったで悲しいので…(クソネガティブ)

あと140字で語れる気もしなかった。

自分の書いた話語るのダサいかな……とかも思ったりするんですけど、まあめちゃくちゃ語りたいし、やりたいからやるってのが一番いいよねってことで書きました。

とても長いです。

1作目「君に咲いた執着よ」

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冬弥と彰人の話。

これ書き始めたときはCPタグで投稿しようかと思ってたんだけど、書いてるうちにこれCPじゃないな…と思い始めてCPタグはつけずに投稿した。

タイトルが全然思いつかなくて、フラジールの「君に咲いた執着よ僕を飲み込んでくれ」があまりにも東雲彰人と青柳冬弥だなあと思ってそこから引用する形でタイトル決定。この二人の関係性、「執着」と「相棒」に集約されるな~と私は個人的に思ってる。

彰人星3前編の「彰人がはじめて冬弥に悪い顔を見せたときに冬弥は救われた」ってところを書きたかった。

で、書いてくうちに「ああ多分冬弥は父親が嫌いだって言葉に出せてないんだろうなあ」なんて思ってあんな感じになって、結果として彰人は冬弥が今まで言えなかったことをさらっと言ってくれて、それに冬弥が救われてたらいいな…と思う。

終盤の彰人を救えるかはわからないけど、の辺りは完全に願望。彰人が今後なにかしら苦しい出来事が起きたら冬弥に救ってもらいたいというか、救うんだよお前が!!!の気持ちでいるので……

冒頭の「壊れてしまいそうだった」はフラジールから。いい表現だな~と思って。

2作目「君のそれはとてもわかりにくい」

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杏と彰人の話。

男女で活動をする上でどうしても性差という問題は発生してしまって、それは避けられないものだよな、生理痛とか。と思って、多分杏のほうが言えずに辛くなりそうだよな…冬弥は兄二人だからそういうの想像もつかないだろうな、でも彰人は姉があれだから察しよさそうだよな、と思って書いた。

生理痛の痛みの表現の種類がなさすぎて大変だった。

あと彰人に気づかれて泣き出すとこも唐突すぎたかな…という反省がある。もう少し地の分足して杏の心情描写したほうがよかったな~っていう。

彰人は杏があれくらいしんどい状況になったらああいう行動をしてくれる人間だとは本気で思ってるし解釈一致なんだけど、ちょっとそこも描写が甘くてなんかスパダリ感が強めに出てしまった。反省。

彰人がスパダリじゃないとは言わないけど少なくともこの時点での対杏に対しては違うと思うし、世間一般が言うスパダリと俺のスパダリの定義が違うし…とこの話は長くなるので割愛。

彰人の普段の言動とかもっと足して杏がいかに彰人には言えないと思ってるのかの説得力を出すべきだった気がする。

最終的にいつもの他愛もない悪態をつきあう関係がこの二人は一番いいよねと思ってる。

この話書いたときにタイトルも「君」から始まるやつになっちゃったし、残り4ペアもなんか話を書こう!それぞれのペアで書きたいネタあるし!そしたらタイトルは「君」で繋げるやつにしよう!(そういうのが好きなオタク)って決まった。

3作目「君の隣に立ちたくて」

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杏とこはねの話。

杏、WEEKEND GARAGEに男の客多いって話してたし、まあほとんどみんな顔見知りで常連客が多いみたいな感じなんだろうなと思うけど、ああいうクレーマーだってたまにはいるはずだよなあとまず考えて。

杏はこはねがセクハラされたりしたら止めに入りそうだけど自分がされてるとき(プライベートはともかく接客時とかだと)に強く嫌だと言えなそうだよなあ…と思って、そういう場面にこはねが直面したときに、こはねに頑張ってもらいたいな、と思って書き始めた。

あとこはねから杏に向ける感情も書いておきたかった。

これはセクハラクレーマーの台詞を考えるのが本当にきつかった……人生で出会ったことがほぼないので……

それ以外は台詞も地の文もわりとサクサク書けたと思う。

表紙の写真がいい感じにピンクの空で気に入ってる。

4作目「君とふたりだけの秘密は」

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冬弥とこはねの話。

書いてたらあっという間に9000字越えてしまって驚いた。

エリア会話でゲーセン行ってクレーンゲーム挑戦したい!って話と、彰人と杏が部活の助っ人だから二人で先に練習始めてて、ってのがあったからそこを書きたいなと思って。

あとはユニストで冬弥が彰人には及ばないから自主練1人で公園でしてるって話をこはねにしてたじゃないですか、朝から晩までやっててその上!?とめちゃくちゃ驚いたので、あとそれを知ってるのってこはねだけだしいいな~と思って二人のコソ練させたいな、になった。あと単純に彰人と杏のほうがバイトと店の手伝いあるから忙しそうだな~冬弥とこはねのほうが時間ありそうだし二人で練習してるのいいな~と思ったので。

やっぱり場面が分かれたり日数経過がある話だとこれくらいの文字数になるわな…と思った(でも前に初夜だけで15Kかかったことあるからもうわからん)

冬弥はいろんなことを悪いほう悪いほうに考える癖があると思ってて、それをいい方に捉えて伝えてくれるのがこはねなんだろうな、ってのをまず書きたかった。

「まだまだ未熟」を「これで満足しないなんてすごい」に変えてくれるんだよこはねは…

冬弥とこはねは身長差が22cmあるので歩くと冬弥がこはねに合わせることになるんだろうな~ってのも書きたくてゲーセン行かせて、クレーンゲーム挑戦させてるうちにこはねがすごく諦めが悪い子なのかもなって思ってきて、そのへんも書けてよかった。

あと「ありがとう」を言われて胸がぽかぽかする青柳冬弥を書きたかった。だからあなたもすまないじゃなくありがとうっていうのよ……

あとこはねは自分がしたことをちゃんと「お節介」で、つまるところそれが自分のエゴだとわかっていてその上で行動できる女なんだろうなと思ってて、それも書きたかったから書けて満足。

話自体はけっこう気に入ってるんだけど表紙もうちょいなんとかしたほうがよかったな…の気持ちにはなってる。さっさと投稿したすぎた。

5作目「君の相棒の話をしよう」

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 冬弥と杏の話。

この二人どんな話するんだろうな~ってのと、もうあと2ペアだからこれまでの4つの話を少しずつ加味させた話を書きたかった。

一応単体でも読めるようにしたと思ってるけどわかりにくかったかな…

2人の会話内容はほとんどエリア会話ネタだと思う。あとはMEIKO星2でクッキー作っていく杏がいたのでそこから。

コーヒーはドリップ式にしてしまった。WEEKEND GARAGEのあの絵にサイフォンがなかったしMEIKO星3特訓前絵がハンドドリップだったので。

あと中学時代のBDと杏の関係とかについても書いておきたかった。あの二人、杏見たとき驚いたんだろうなーと思って。

あと忘れてたけど「クラシック」のこと彰人ほど気にせず冬弥に話しかける杏についても触れておけばよかったな…と今書きながら思った。いつか書けたらいいな。

で、彰人の「オレがやった」についてどうしても触れたくて、あれをやめろと言いだすのは冬弥じゃなく杏とこはねなんだろうな…と思ったのでそこをどうしてもやっておきたかった。

だからここから少しずつみんなで彰人の「オレがやった」について触れていって不穏になってく感じの話。

6作目「君にお願いがあるの」
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彰人とこはねの話。

これはもう「そういう自己犠牲はやめてね」と最初に伝えるのはこはねだろうなと思って書いた話。でもまだまだ出会ったばかりだから伝わらないんだろうなっていう、ちょっと後味よくない話。

だからこの状況設定(どうしたら彰人が自分がやったわけじゃないことをやったと言い出すか)を考えるのに一苦労した……なるべく自然発生しそうでなおかつ「ありそう」なことを書きたかったので…

あと本当はこはねも杏も冬弥も1つずつ一人称を書いたので、彰人の一人称にしようかと思ったんだけど無理だ…わからん…東雲彰人のことなんもわからんから無理……となって三人称になった。

6ペアの中で一番「これであってるのか?」(公式が正解なんだからあってるもクソもないが…)って言いながら書いてた……

東雲彰人の対こはねへの皮肉と優しさの塩梅がめちゃくちゃ難しくて……

こはねはエリア会話で杏から借りたCDを一晩で聞ききって眠くなってたし、EDMを貸すのもエリア会話であったから、それを借りたときも同じことするんだろうなと思って。

あとイベントで彰人がどうこはねを「やりたいようにやれ、フォローくらいしてやる」してるのかな~と考えて、地味にテンポを上がりすぎないようにするとかしてたらいいな…と思っていれました。 (これはかつてのNEWS手越祐也がライブでやってたことで、派手な彼がそういう地味にも見えることをしてNEWSの歌を支えてるということがめちゃくちゃ好きだった。過去形)

この話をあげたあとの感想で彰人からこはねに対して抱いている「悪意に晒したい」という感情を「庇護とも侵略ともとれるしどっちにも転がっていきそうな曖昧さと危うさがある」とコメントいただいて、は~~~~~~たしかに!!!!!と思った(そこまで考えて書いてなかった……)

 いや、ほんとそうだなって……その清らかでまっさらな心を踏み荒らしてしまいたいっていう侵略の気持ちと、ほかの人間に荒らされる前にオレがやらないとっていう庇護の気持ちが共存してるような感じがあって、それをまだ本人は自覚しきれてなくて、やりすぎてしまうことがあるかもしれない危うさがあって……って感じだよね……コメントしてくださった方本当にありがとうございます……!

7作目「僕たちは君と一緒に」
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7個目にしてようやくビビバス4人の話。

彰人とこはねの話が不穏な感じで終わってしまって、これ不穏なままなのもな…でもなあ…とか思ってたら突如ネタが降ってきた。東雲彰人の誕生日の一週間前のことだった。

この週刊誌脅されネタは元ネタがあって、マガジンの「AKB49」(完結済)の話にでてくるんですよね、ヒロインのスキャンダル記事が発刊されてしまいそうなのを知ってしまったサブヒロインが、それを掲載させないために自分が代わりにもっとやばいスキャンダルを提供する…っていうやつが。それをふと思い出して、あ、いけそう。って思ってしまったんだよな……

流石に長くなりそうだしと思って珍しくプロットとかも作った。

私は東雲彰人の「オレがやった」に特に狂わされていて、東雲彰人のことなんもわからんのにこんなに好き勝手書いてごめんなさい……ごめんなさい……と思いながらも書いた。これ多分今書いとかないといずれ書けなくなるネタだなと思って。

三人称だけど視点を切り替えていってオムニバスな感じにしたくて、4人全員が主人公!努力友情勝利!!少年漫画!!を意識して書いた。

これ書くの本当に辛かった、何がつらいって自分で書いてるくせにあのクソみたいな週刊誌のやつらのとこの東雲彰人とか、ネットで叩かれてる東雲彰人とかを書きながらしんどくて泣いてた。杏と冬弥を拒絶するとこの彰人もめちゃくちゃしんどくて……ほんとになんでこんな話書いてるんだ……?俺が見たいからか、そっか……みたいなことを繰り返してた。

あと週刊誌とか普段読まないのでどんな煽り書けばいいんだろ……と思って調べるなどした。

一瞬喫煙と飲酒じゃなくて麻薬にしたほうがいいかな…(喫煙と飲酒じゃそんなに炎上しないだろと思われたりするかな?と思って)、と思ったけどさすがにそれは解決するの無理だろうとなったので当初の予定通りに。

これほんとに東雲彰人の誕生日にぶつけていい話なのか?とかめちゃくちゃぶつぶつ言いながら書いてたね……

4人がバラバラになりそうなとき、一番4人に固執してるのがこはねだといいな~とも思ったりしてた。こはね、みのりと仲良しだからそこから解決のきっかけつかめるな、とかも思ったりしてた。

最初に平和なビビバスをたくさん提示して二章の杏で一気に落として、冬弥でさらに落として、こはねでちょっとあげて、そのあと彰人の真相のターンがきて、最後に大団円、っていう王道少年漫画だと思って書いてたけど感想とか反応みるかぎりけっこうしんどさ多めな感じだったのかな…?と思ってる。

私としては杏と冬弥パートがちょっと短いかなと感じてて、でも文字増やそうとすると冗長になりそうだなとも思って、60Pの読み切り漫画(起承転結の承の部分が少なくなりがち)になっちゃってるかなあと思ってたんだけど、意外とちょうどよかったのだろうか…?

あと個人的には杏と冬弥、あとこはねの序盤の絶望がちょっと安っぽすぎるかな…と思ったりしてたんだけど、これもちょうどよかったのかな……?

フラジールの「構わないで離れていて」をプロセカで叩くたびに東雲彰人……ってなってた(この話の東雲彰人だなと思ったので…)

解決のとこは、杏の父の存在って二次創作においてデウスエクスマキナなんだよな~とか思ったりしてた。便利なんですよね、物事を解決するのに。KENのファンでWEEKEND GARAGEの常連ってことにすればわりとどんな人物でも出せるので。今回は週刊誌のほうはさっさと解決させていい(そのあとの彰人の心情と冬弥との問答が大事)と思ったのでここはさくっと済ませた。

あと最後らへんの展開は基本ユニスト19話のオマージュ。そういうのが好きなので。どういう言葉をかけたら東雲彰人は納得してくれるのか…と考えた結果、過去に自分が発した言葉ならなんとかいけるのでは、になった。ここもオマージュといえあまりにもクサいかな…と思ったんだけどまあ少年漫画だし!!と思うことにした。

ここで気をつけたのは、二次創作はAの状態をA’にするくらいがちょうどいいと思ってて、AがBに変わってしまうのはあまりやりたくないな、と書いてて思って。AをBにするのは公式の仕事というか、公式にしか許されないかな、と思ったんですよね。

今回の場合だと東雲彰人の自己犠牲がそれにあたるんですが、それをたった1回の話で「もうそういうことはやらない!」にしちゃうのは違うかな、あまりにもうまくいきすぎだよな、と思って。なのでそこは3人が「わかったよ。彰人がそういう奴だって」みたいに理解を示して、どっちかっていうと3人が寄り添う感じにした。だけどこはねは「でも悲しいと思う人がいることも知っていてほしい」って言ってくれる。それで「少しは助けを求めても」と彰人の意識がほんの少しだけ変わる。みたいな。AがA'になるかんじで。

そしてSQUADの「イカした連中」って意味がサイコ~~~~に好きなんですよ。

あと最後の4行が気に入ってる。テンポよい感じで。「少年少女、前を向け」なんですよね……

一週間で25Kかけたの本当に奇跡だと思う……もう二度とやりたくない。

 あとは今までの6つの話よりもプロセカでは流石にここまでやらないだろうな……という話にした。多分もう少し規模が小さいものをやって、そのときに彰人を冬弥が救ってくれるんだろうな……と信じてるし期待してるので。

そんでもって当日上げた直後に「相棒」呼びする冬弥が出てきたの完全に予想外でさあーーーーーー!!!!悔しかった!!!!!!俺は青柳冬弥のことなんもわかってなかった!!!! もっと精進します!!!!!!!

 

番外「ただの1人の少年でした」

kswmaimw.hatenablog.com

ほかの記事見てもらえればわかると思うんだけど私NEWS担(元)でして、NEWSってアホみたくスキャンダルやらなんやらが多くて、苦難の道のりを歩んできてて、でもそれを乗り越えた先のライブのメンバーたちが最高で、そのライブの感想ブログ読むのがめちゃくちゃ好きなのでそういうの書きたいな~ちょうど後日譚みたいな感じで。と思って書いた。あまりにもすらすら書けて自分でも驚いたけど6/19からの一週間こんな感じだったもんな俺……と思ってる。

 

この約一カ月で7つも話が書けたのは本当に自分でもびっくりしてる。

まだまだ書きたい話があるので書くぞ~~~!!!!プロセカくんならびにVivid BAD SQUADには頭が上がらないぜ!!!!!

ただの1人の少年でした

私の推しの不祥事が発覚してからというもの、生きた心地がしなかった。
それほどまでに私と全く関係ない人間が私を侵食していたのかということ、私がどれだけ彼のことを好きなのかということを痛感していた。

東雲彰人が未成年喫煙飲酒をしたと週刊誌に載ったのを目にしたとき、視界が歪んだ。
そこに写っていた写真は、目に黒線が入ってこそいたが、誰がどうみても東雲彰人その人だった。
灰皿が置かれていて、テーブルの上には酒が並んでいて、ありえない光景が目の前に広がっているということが信じられなくて、頭がぐらぐらした。
東雲彰人は、こんなことをする人だったのか?

私にはもう、わからなかった。

東雲彰人のことを知ったのは、彼がまだBAD DOGSで活動していたころ。まだ中学生だというのにこんなパフォーマンスをするのかと、目を奪われた。
イベントごとにどんどん成長していって、彼が言葉にする「RAD WEEKENDを超える」という夢に、どんどん近づいていると思った。
彼らを知る人達で「そんな夢は叶うはずがない、無謀すぎる」「見るだけ無駄な夢」と言う人たちがいる。
だけどそんなことに聞く耳をもたず、冬弥くんと二人で、そして高校生になってからは杏ちゃんとこはねちゃんと四人で、遥か遠くの頂点へ向かって走っている東雲彰人が好きだった。

だというのに、飲酒に、喫煙。
ストリートがアイドルや俳優ほど素行についてとやかく言われるわけではないというのはわかるけど、彼はまだ未成年で、これはどう考えてもアウトだった。
信じたくない。これは彼を貶めるためのフェイクニュースだと思いたい。
そう思うのに、現実は目の前に写真という揺らがないものを叩きつけてくる。

喪に服したような14日間が経過し、結果として東雲彰人をすっぱ抜いた出版社がいろいろと違法なことをしていて、記事もほぼすべてがでたらめで、写真付きのものは脅迫して撮っていたということが明るみになった。
それは私にとって朗報でもあったが、それ以上に、彼の今後が怖かった。
東雲彰人は潔白だったと信じてくれる人がどれだけいるだろう。
信じない人は、必ずいる。
そんな状況で、東雲彰人は、Vivid BAD SQUADはこれからどう活動していくのだろうか。

 

そして、この騒動後初のイベントが、昨日行われた。
行きたくないという思いと、行かなければならないという思いがどちらもあった。
イベントに行って、東雲彰人が言葉の暴力に晒されるのではないかという不安があって、私はそれを見ていられる気がしなかった。

それでも、だからこそ行かなくては。ちゃんと彼を信じている人間がいるのだと、どうにかして伝えたい。
そう思い、重い脚を引きずりながらイベント会場へと向かった。
会場の入りは満員で、野次を飛ばしてやろうと息巻いているような人もいれば、私のように肩を震わせている人もいた。それと、話題になっているからと興味本位で訪れているような人もいた。
イベントが始まるまでの時間は、緊張しすぎて何があったか何も覚えていない。どうなるんだろう、大丈夫かな、もしも彼らがひどい目に遭うことになってしまったらどうしよう。そんなことをずっと考えていた。


時間になり、音楽が鳴りだして、Vivid BAD SQUADのライブが始まった。

言葉が出なかった。

それは、1曲目だけでわかるほど、魂を振り絞ったパフォーマンスだった。
野次を飛ばそうと息巻いていた人たちさえ、飲み込むほどの。
言葉を失うとはこういうことをいうのかと、そのとき私は思った。
彼らの決意が、彼らの夢にかける思いが、負けてたまるかという執念がこれでもかというほどに詰め込まれて、五感すべてを使ってそれを伝えてきた。
東雲彰人がそこにいる。暗黒の2週間では、もう会えないのではないかと思ってさえいた東雲彰人が、ステージにいる。
それだけで私はもう十分すぎるくらいだったのに、息ができなくなるほどの圧のあるパフォーマンスを見せてくれて。もう、それだけで十分だった。
東雲彰人はこないだよりも少しだけ表情が硬い気がして、それに少し痩せたようにも見えた。
それが悲しくてつらくてやるせなくて、たまらなかった。
彼に何があってああなったのかなんて私には知ることもできなくて、邪推することしかできないのだけど。ただただ、悲しい気持ちになった。

東雲彰人が、歌っている。冬弥くんと、杏ちゃんと、こはねちゃんと、4人で。私はもう、それだけで十分だったのに。

いつもより短いイベントの持ち時間でパフォーマンスをやりきったときにはもう、会場に彼らの敵はいなかった。
鳴りやまない歓声。叩かれ続けるクラップ。


ステージに戻ってきたのは、東雲彰人ただ1人だった。
やめて。
咄嗟に私はそう思った。今回の件で話すことがあるのだろうなんて、火を見るよりも明らかだった。話さなくたっていい。もう、何も言わなくていい。わざわざ責められにくるようなものだ。そんなことしなくていいのに。

そんな私の願いはむなしく、東雲彰人はどうしようもなく真摯であってしまった。
彼は、マイクを握って言葉を紡ぎだした。

「本当は、話さなくていいって言われてるんですけど」
会場がざわつく。

今回の騒動のこと。報道にあったように、脅されていて、事実無根だということ。それを信じてほしいと思っているけど、信じてもらえないとも思ってること。

ゆっくりと彼は言葉を選ぶようにして話していた。

こんなにたどたどしく話す東雲彰人を、私ははじめてみた。

不安そうで、今にも泣き出してしまいそうな顔で、だけど、もう決めたのだという、芯のある声で。

こんな東雲彰人を私は見たことがなかった。

等身大の少年のような彼を、私は今まで知らなかった。いつも自信に満ちていて、まっすぐ夢を叶えることを目指している、そんな彼しか、私は知らなかった。

「オレは、……オレ達はまたここから、はじめていきたいと思ってます」

「応援してほしいなんて、そんなこと言えないのは、もうわかってる。……だから、見ていてください。今まで以上のパフォーマンスをするオレ達を」

まっすぐと前を向いてそう語る東雲彰人を、とても強いと思った。それはきっと、冬弥くんや、杏ちゃん、こはねちゃんがいてくれたからなのだろうと思う。

「信じてるぞ!」客席からそう声が飛ぶ。「今日一番よかった!」「応援してるからな!」ほかの客も同様に彼に思いのたけを叫ぶ。それを聞いて、私も叫んだ。  

会場が、Vivid BAD SQUADへの声援であふれていく。

出番前の、あの険悪でひりついた空気はそこにはなかった。

東雲彰人はぐっと唇を噛んでいた。泣きそうなのを必死にこらえているような、そんな表情だった。彼がこんな顔をするなんて、私は知らなかった。そこにいたのは、ただの1人の少年だった。つらいことがあれば傷つくし、嬉しいことがあれば感極まる、そんなただの、少年だった。

舞台袖から杏ちゃん達がでてきて、「ありがとうございます」とマイクに声を通す。その数秒間、東雲彰人は客に背を向けていた、肩を震わせて、背中を縮こまらせていた。その姿があまりにもつらくて、でも、戻ってきてくれてよかったと、本当に思った。

彼が客席のほうへ振り向いたときには、私が知っている東雲彰人が戻ってきていた。

 

アンコール曲は、「ReadySteady」

今の彼らにとって、これしかない曲。

位置について、ようい。
Vivid BAD SQUADの4人は、ここからまたスタートするのだ。

 

絶え間なく藍色すごい

すべてはここから始まった。

 絶え間なく藍色さあ~~~~~

めちゃくちゃVivid BAD SQUADなんですが…………!??!?!?!??!

www.youtube.com

これは作曲者の獅子志司(しししし)さんのセルフカバー。よい。

 

あまりにも歌詞がビビバスだったので噛みしめたくてブログ書いてます。

エゴの満場 理性の冷凍

あてのない最前線にどうして 僕らは希望持って

出だしから最高。あてがないんですよね、RAD WEEKENDを超えるっていう夢が叶うかどうかは。

叶うかもわからない、周りの人間からは無謀だと、馬鹿が見る夢だと言われているけど、でも俺は私は絶対に超えてみせると決めてるんだ。っていう。それすなわち彼らのエゴであり感情でありゆるぎない意思なんだと思います。

理性(=周りの意見を聞いて鑑みること)なんて凍らせて自分のエゴのまま、あてのない最前線(ストリートのステージ)に立って、そして、色々外野から言われようとも希望がなくなることはない。っていうさ~~ビビバスじゃんね……

恐れては叫んだ 無知の彼は僕の頭上

如何せんアイロニー告げてタイトに

栄誉なんて案外ノリ 変わってく ランデブー日々睨んでく

不甲斐ない夢はもう十分です

でも恐れてるとこもあるのかな……本当にできるのか?と思う日もあって、無知の彼は僕の頭上ってのは「RAD WEEKENDを知らなかったころの自分はもういない」とかかな~

「不甲斐ない夢はもう十分です」が好きすぎるんですよね……

RAD WEEKENDを超えるという夢は不甲斐ない夢ではないので、なんとなくサッカー選手になりたいとか、お金持ちになりたいとか、そういうあやふやな夢はもう持ってないぞ!!!ていう、俺達は本気で今夢を目指してんだぞ、っていう文脈を感じ取りました……彼らは本気で夢に向かって進んでいるんだな~!!!!!

大乱戦のオーダーメイド やった者勝ちに躊躇

捨てされ左脳も意地も 類のない有頂天へと

突いて上がれ少年Aよ 稀代の未来を掲げるくらいの

 ここさ~サビなんだけど……「類のない有頂天へと」の有頂天はRAD WEEKENDのことだし、そこに向かって上がっていけ少年Aよって、この少年は彰人であり杏でもあり、そして青柳であり小豆沢でもあると思うんですよね……未成年はみんな少年なので……あまりにもビビバスなんじゃが……?????

左脳は論理的な思考をする部分なので、やっぱり「難しく考えることはやめて頂点目指して駆けあがっていけ!」という歌詞だよな~と思います。

稀代の未来を掲げて……伝説の夜を超える未来が……きっとあると信じてその旗を掲げて……めちゃくちゃビビバス……

盲点の発想 本末は転倒 

正解のない矛盾の向こうに

僕らは持論持ってもがいては嘆いた 

 音楽に正解はないし、どうすればRAD WEEKENDを超えられるかなんてわからない。だけどVivid BAD SQUADの4人はもがき続けてくれるんですよね……絶対に諦めないでくれる……

無垢な心情じゃ1の二乗

如何せんアイロニー告げてタイトに 

不滅なんて安牌のみ いざ行かん我がメロス寝ずのエンドレス 

くだらない夢にまた踊っています

 メロス~~~~~!!!!!!!!!!

VvとBDはさあ……それぞれメロスとセリヌンティウスじゃないですか……それくらいの信頼で結ばれた二人じゃないですか……

殺されるとわかっていても自分を信じて身代わりになってくれたセリヌンティウスのために走るメロスと、絶対にメロスは自分を裏切らないと信じて身代わりを引き受けるセリヌンティウス……

人々から言われる「くだらない夢」に中指立てて踊ってるんだよ!!!!!!Vivid BAD SQUADのイカした連中は!!!!!!

等身大の自己嫌悪 抱いて綴れ「こうでいたい」と

付属に富豪も飢えも 酸いも甘いも中の下で

満足なんて宙の上で 次の次も報われはしないの?

 ここめっちゃくちゃ青柳冬弥だと思ってるよ!!!!!!!!!!!

自己嫌悪が一番あるのは青柳冬弥だと思うし、でも彼には「こうありたい」「言いたいことを言えるようになりたい」という思いがあって、満足が宙の上ってのは自分に自信を持てないってことだと今回は解釈させてもらった。

悪い意味で自分に満足できない人間だと思うので青柳冬弥……周りから見たら99点取ってるのに取れなかった1点を気にしてまだダメだって言ってるような人間だと思ってるから、自分に満足ができないんだろうな。いつかいい意味で今の自分を誇れるようになってくれ……

oh oh oh oh 二兎追う者のみ 

目には手を  笑う門に来る事変よ

ここCメロ。

ちょこちょこ諺が変えられてて面白い。 

向いてないと杭を打って ついてないと賽を置いた

目覚めればまた藍色に 

絶え間ないが 届かないのは嫌なんだ

 はい!!!!!!!ここ!!!!!!!ここね!!!!!!!!

ビビバスの4人が夢を諦めることがないんだな!!てのを表してんな~~~と思う

向いてないと~賽を置いた、は諦めたことの比喩だけど、目覚めたらまた同じ色で、結局また同じ夢を見るんだ、ってことかなと思う。

「届かないのは嫌なんだ」がさ~~~~~なによりいいよね!!!!!!!!エゴの満場だよ!!!!!!!!!

絶対に稀代の未来を作ってやる、頂点に届かないのは嫌なんだ、って考えるとめちゃくちゃビビバス……!!!!てなる。すごいこの歌詞ほんとに。

大乱戦のオーダーメイド やった者勝ちの名誉

踊れ恐れを超えて 悔いはないと心臓売った勝算なんてない

まだだ  僕は

如何せん隘路に告げて対等に

来世で会えたら 限りないこの浮世に笑おう

銃を持って憂いを放て時代を露わに

彼らはもしかしたら無理かもしれないなんていう恐れを「うるせーーー!!!」って超えて踊り続けるし、夢が叶う勝算なんてないけど心臓を売る覚悟があって、心臓を明け渡しても後悔はないほど叶えたい夢がある……すごい……ビビバス……

 あと最後に「来世で会えたら」がくるのずるい……「銃を持って」とか物騒なのもずるい……5ユニの中で物騒な単語が一番似合うし、単純に「来世」という単語が俺は好きなんだよ。

心臓を差し出して「じゃあ、来世で!」ってやってる4人、めちゃめちゃエモじゃないですか!?!?!?(突然の死ネタなのか?)この4人、来世でもまた4人で歌ってくれるんだろうな……みたいな……

銃を持ってエゴをぶちまけまくってくれ……そして時代を……稀代の未来を作ってくれ!!!!!!!!!

 

終わりです!!!!思ってたより書いてしまった。ほんとは歌詞割りとかも考えようかと思ってたけど難しすぎたので力尽きました……

なんかこれ書いたら今までよりもさらにビビバスについて考えることができたな~~!!と思いました!!!

教えてくれた方本当にありがとうございます!!!

 

反省文

これの反省文というかあとがきみたいなやつです。

kswmaimw.hatenablog.com

完全に気が狂っている人のブログを作りたかったので注意書きとかなんも書かずにブログあげてしまいました。

で、あとがきみたいな注意事項みたいなブログがこっちです。

BAD DOGS時代から知ってる社会人女性のビビバスファンで東雲彰人担(担当のことはフルネーム呼びするタイプのオタク)っていう設定でかきました。

 

だってビビバスが実際にいたら絶対ああいうレポあがると思うし……と思ってビビバスに歌ってもらいたいボカロ曲ピックアップしてこんなセトリがいいな~とかこの歌詞このキャラに歌ってほしいな~とか考えてどんな演出しててどんなMCしてんのかな~を考えてできあがった「ないレポ」

高校二年生になったビビバスがイベント出演するとしてこんな感じだったらいいな、の妄想でした。

ただ私がジャニオタでストリート系のライブ経験どころかフェスとかにも参加したことないので完全に妄想だしありえなかったらごめんなさいという気持ちです。

 

チルドレンレコードのイメージ

https://www.youtube.com/watch?v=VIiZGYd9aTQ

一騎当千のイメージ

東雲彰人(https://www.youtube.com/watch?v=DSh-7hgNTAQ

白石杏(https://www.youtube.com/watch?v=Tjg77VmzkOg

パンダヒーローのイメージ

https://www.youtube.com/watch?v=d7to9URtLZ4

ヤンキーボーイヤンキーガールのイメージ

(https://www.nicovideo.jp/watch/sm30595086)

一揆さんのラップのとことかがいいな~と思う。

これ他の人がやってるのも読みたいなあ。こんなことしてくれる人中々いないかなあ、そんなことないと思うんだけど…

ビビバスが出てたほかのイベントのレポ、無限に読みたい。

【Vivid BAD SQUAD】ボカロ祭レポ

ビビバスの成長が止まらない………

 

行ってきました!!!ボカロ祭!!!!!!

3日間にかけていろんなアーティストが集まってボーカロイドの曲をカバーするボカロ祭。

ビビバスが2日目のトリとして参加するって発表された日から楽しみすぎて……

だってトリですよ!?!?やばくない?!?!?ビビバスめちゃめちゃ有名になっていってるじゃん……すごいね……

他のアーティストさん達の持ち時間30分なのに対して1時間も時間とられてるのもすごいよ……パンフみて目が飛び出たもんな。

ということで、セトリネタバレありボカロ祭の感想です。

 1.チルドレンレコード

うわーーーーーー!!!!!チルレコだ!!!!!!!!!ってイントロでぶちあがってしまった。

少しニヤっとして合図する」が冬弥くんで冬弥くんすこーーーーしだけ口角あげて歌っててめちゃくちゃかっこよかった・・・・本当に17歳・・・・・????

「お先にどうぞ」って舌を出す」って歌う東雲彰人に向けて舌出してた杏ちゃんが本当にかわいかったし、お返しとばかりに「目を覚ましたじゃじゃ馬は止まらない」を歌ってる杏ちゃんを指差してた東雲彰人お前さあ~~~!!!!!!1曲目からこの二人のいちゃつき(※付き合ってない)が半端ないんですが・・・え・・・・?マウントとられてる・・・・・????

ほら早く早く!」で客を煽る杏ちゃんと東雲彰人。爆イケすぎるんだよな・・・・・

「イン・テンポで視線を合わせて」のとこでしっかり4人で視線合わせてたのめちゃくちゃかっこよかったし、「ハイタッチでビートが鳴り出せば」のとこでハイタッチしてた杏ちゃんとこはねちゃんがかわいかったし、BDお前らはしないのね!?!?!??してくれていいんだよ!?!?

落ちサビの歌割り、
こはね「少年少女、前を向く

杏「揺れる炎天すら希望論だって
彰人「思い出し、口に出す

冬弥「不可思議な出会いと別れを
杏・彰人「ねぇねぇ、突飛な世界のこと 散々だって笑い飛ばせたんだ

だったのよかったな~~~ここのとこで一気に照明の光量減って暗くなったのもよかったし、ここだけ客に背を向けて歌ってたのもよかったし、音が消えて4人全員で「合図が終わる」を揃えて「少年少女前を向け!」でターンして客席を向いて指差してたのがめちゃくちゃ好きな演出・・・・・・・

チルレコはカゲプロでもOP曲とされてるし、やっぱり歌うなら1曲目だしテンション上げるには持ってこいな曲だった。

2.深海シティアンダーグラウンド

ここは深海シティアンダアアアアアアアアアグラアアアアアアアアアアアアアア

ってぐらい伸びる伸びる高音

ここはこはねちゃんと東雲彰人が伸ばしてそのあとの「最果ての島 蝦の楽園」「煌めくダイオードの星砕く」とかを杏ちゃんがメインで冬弥くんが下ハモしてた。

こはねちゃんも東雲彰人もずっと叫んでてまだ2曲目だよ?喉もつの?大丈夫?って心配にさえなった。

あとこういうシャウトする感じのときに東雲彰人はお腹まるめて下向いて叫んでるのに対してこはねちゃんは思いっきり上を向いてるの対照的だな~~~

3.Black Board

4人でちょっと落ち着いた一曲。

こはね「君への涙はあの日と同じ

冬弥「苦しい思いはいつもと同じ

杏「愛しい気持ちは昨日と同じ

彰人「揺るがぬ想いは明日も同じ

この歌詞割りさあ……の気持ちになるよね……出だしからこれだもんね……

冬弥くん、結構昔のまだBAD DOGSだった頃に小さいハコでやったイベントのとき、昔クラシックやってて今はやってないって言ってたから……クラシックからストリートって変化すごすぎるし……それのことかな、、、みたいなの邪推しちゃうし、、、いやたまたま!たまたまだよね!!たまたま!

こはねちゃんも前のイベントのMCで、初めて参加したイベントで音が切れて歌えなくて一度は諦めてしまおうと思ったっていう話をしてて、こはねちゃん、4人の中で一番経験が少ないこと気にしてるみたいだからさあ……こはねちゃん、なんだかんだ修羅場くぐってるんだよな……

 でも杏ちゃんパートで杏ちゃんこはねちゃんガン見しながら歌ってたので、最強こはね担強い、、、、と思った、、、こはねちゃんに何があっても杏ちゃんがいれば大丈夫なんだろうなって、、、、、

東雲彰人は東雲彰人だったし、この曲で一番好きな部分がその歌詞の部分なので本当に……まっすぐ前を向いて、、、、、揺るがない思いがあるんだな東雲彰人には……好きだ…… 

4.リスキーゲーム

「会いたい気持ちで僕を 苦しませたいんだろう?」

冬弥く……冬弥さん……!?!??!?

冬弥くんとこはねちゃんのデュオ曲。

しかも初お披露目だったので気が狂いそうだった。まさかすぎた選曲・・・・・・・・

落ち着いていられないんですけど・・・・

この二人だけになると身長差がぐっと出てこはねちゃんの華奢な体と冬弥くんの背の高さが如実になるね・・・・

初見だったのでいろいろ記憶がぶっ飛んでるんですけど、冬弥くんがメインでこはねちゃんがリードやってるのがまた珍しくてよかったね、、、

こはねちゃんのハモりは聞いてて気持ちいいし、冬弥くんがメインで歌うのも珍しかったから聞けてよかったんだけど、冬弥くんに「最高のキスをしよう」って言われてしまったからもうオタクは卒倒ですよ。

あれで冬弥担全員死んだと思う。

5.一騎当千

衣装替えあるとか聞いてないが・・・・・・!?!??!?!

さっきまで着てたザ・ストリートって感じの衣装から今度は黒スキニーにぴったりめの白シャツで登場した杏ちゃんと東雲彰人。

杏ちゃん美脚すぎるのは知ってたけど黒スキニーめちゃくちゃかっこよかった、、、、、、

ハンドマイクじゃなくてヘッドマイクになってたのでもしかしてと思ったらイントロからガシガシのダンス始まって運動神経いい組の本領発揮だったね!!!!!!!!

ただでさえ激しい曲に激しいダンスついてて息ぴったりでブチ上がった・・・・・・いつもMCであんな仲悪そうにしてるのにね、こういうときは息ぴったりなんだよね、かわいいね、ビジネス不仲だね

ダンスと一緒に揺れる杏ちゃんの長い髪がサラサラで、あれが「美」ですよ・・・・

歌詞もかなり早口なのに活舌完璧で、ダンスも手を抜かない杏ちゃんと東雲彰人に圧倒された……あの夜を超えると決めて努力している人間、本当にすごいよ……

最後の「目の前を邪魔する全てをまとめてロックオン!」で向かい合って銃を構えるみたいなポーズしたあとに「見てるだけの弱者共よファックオフ!」で親指立てて首切るジェスチャーしてたのお前らほんとビジネス不仲!!!!!

MCタイム

こはねちゃんと冬弥くんが袖からでてきて自己紹介タイム。二人とも衣装替え済み。冬弥くんの黒スキニーもやばかったね・・・・・あの人脚が5メートルある・・・・・ 

「冬弥、こはね、私たち休憩するから回してて~」

「え、ええ!?」

汗だく杏ちゃんの無茶ぶりに慌てるこはねちゃんis So cute

冬弥くんは無茶ぶりさえ無反応だった。冬弥くん、歌ってるときは楽しそうに歌ってるなとかわかるけどMCになると途端にわからなくなるな相変わらず……

確かにあのダンスの後だもんな……って感じで、いつもMC回す二人は水飲んだりしてちょっと休み休み。

冬弥くんとこはねちゃんの二人でざっくり4人の自己紹介。

こはね「初めての人もいると思うので自己紹介します、Vivid BAD SQUADの小豆沢こはねです

冬弥「青柳冬弥です

杏「白石杏でーす!」(水飲みながら)

彰人「東雲彰人です」(同じく水飲みながら)

こはね「え、えっと……私たちは普段ビビッドストリートってところを拠点に活動していて、今日はこんな大きいイベントに呼んでもらえて本当に嬉しいです!

冬弥「……(無言で話してるこはねを見てる)

冬弥くん何か話してあげて……こはねちゃんが焦ってるよ……

こはね「あ、さっきのリスキーゲームと一騎当千は今回のイベントで初披露させてもらいました。いつもデュオだと私と杏ちゃん、東雲くんと青柳くんのペアで歌うことが多いですが、新しい試みとしてやってみた感じです。ど、どうでしたか……?

よかったよ!!!!!!!!でも先に言っといてくれ!!!!!!!!!心の準備できてなくて何も記憶がないから!!!!!!!!!!

そのあたりでようやく「そんな作文みたいなことMCで話すなよ…」と話に入ってきた東雲彰人。

休んでたお前が何言うとんねん!!!かわいいからいいんだよ!!!!!!

杏ちゃんも復活して4人での会話スタート。

ところで今日はいつもと髪型違うんだよね~イベント仕様なの!

杏ちゃんがアップになって髪が編み込みになってるのが見える。そこにいろいろキラキラした飾りが差してあってすごくかわいい。こはねちゃんと二人でやったのかな?と思ったら、

こはねとこの髪型で出ようって話したんだけど全然うまくできなくて、結局彰人がやってくれたんだ~

東雲くんすごいよね、すっすってやってくれて

は・・・・・・・・!?!??!?!?!?!

あの瞬間の私、宇宙猫の顔してた。

東雲彰人お前・・・・・・・そんなこともできんのか・・・・・!?!??!?!?!

誰でもできんだろこんなの。お前らが不器用なだけ

染みる・・・・・・マジお前さあ・・・・・東雲彰人お前・・・・

 私器用な人間が好きで、東雲彰人、なんでもそれなりにできてしまう器用で要領のいい人間なのに、ひたむきに歌に向き合って努力しているんだよな……というギャップで死んでしまうんだよね……

杏ちゃんこはねちゃんありがとう……って死んでたら珍しく冬弥くんが口開いて、

そんなことはない、俺も試してみたが全くできなかった

4人で髪いじりしてたの……かわ……かわゆ・・・・・・・・高校生じゃん・・・・・・・・

あと冬弥くんが不器用なのめちゃくちゃ解釈の一致だったな……

ほのぼのMC、よかったね……

Vividsの二人と一緒になってからの東雲彰人と冬弥くんも少し変わったなと思ってて、二人のときはだいたい東雲彰人が一人で喋って回してる感じだったし、今よりも少しピリピリ…ひりひり?してた感じがあったなと思ってて。

でも杏ちゃんとこはねちゃんと一緒になってからは冬弥くん口数増えたし東雲彰人のいろんな姿を知れるようになって、なんだか二人の雰囲気も前より柔らかくなったよなあって思ってて。まあ気のせいかもしれないけど。

あと何より年相応な東雲彰人を見ることができるようになったしね……本当に素晴らしいよ…杏ちゃんとこはねちゃんのおかげだよありがとう、、、、、

MC終わって、着てる衣装の上にごっついMA-1を羽織って次の曲いきます!のコール。

6.パンダヒーロー

MC明けは皆知ってるだろうっていう有名曲!だぼっとしたMA-1羽織ってるの大正解。パンダヒーローに合いすぎる。衣装選んだの誰?東雲彰人?杏ちゃん?どちらにせよ天才だよありがとう、、、、、

「左手には金属バット」のとこでこはねちゃんがバットを振る感じのジェスチャーしてたの可愛かったな・・・・・

東雲彰人が「さあ、どこにも行けないな」を、「あ~あ」みたいな感じで気だるげに歌ってたのがドドドド性癖すぎる・・・・・

「感情制限」の最後のとこで「感情せいげえええええええええええええええええん」ってシャウトしてた杏ちゃんすごすぎるし、そこからアレンジでラップ入れてきてたのもめちゃくちゃ好きだよ~~~~~~ビビバスかっこいいよお~~~~~~

7.フラジール

女子組が捌けたのでおっと思ったらMA-1脱いでのフラジールだった。この二人の白シャツ黒スキニーフラジール見れたので寿命が30年くらい伸びた気がする。

BAD DOGS時代からこの曲やってるけど、マンネリになることないし毎回少しずつアレンジ変えたりハモるとこ変えてたりするから飽きずに聞けるし、その努力をしていることがすごく好きだなと思う。

歌めちゃくちゃ上手いし音程外さないようにとか歌の緩急とかすごい気にしてて、だから口パクなのかな?とか思われてしまいそうなとこなんだけど、この曲は毎回いろいろアレンジ変えてきてるから、ああ生歌なんだなあ……ということを感じられてめちゃくちゃ好き。BAD DOGSのときからずっと好き。

8.JustBeFriends

そうくるとやっぱ女子組でこの曲やるよねっていうJBF。有名だしさっきまでと違ってしっとりと二人の歌声聞けてよい。盛り上げて観客の意識集中させてからフラジールとこの曲聞かせるの、セトリがうまいな~~~高音なのにすっごい綺麗に響くから本当に歌唱力が天元突破してるんだよね杏ちゃんもこはねちゃんも、、、、

9.ヤンキーボーイ・ヤンキーガール

この曲でラストだよ!盛り上がってね~!!!

早くない!?!?って思ったけどそうだよな1時間だもんな・・・・・体感3分とかだったから、、、、、、イントロからゴリゴリに冬弥くんがラップ入れてきてブチ上がってしまった。冬弥くんのラップ好きだ………

女子組が「ヤンキーボーイ」で男子組を指差して「ヤンキーガール」で逆に男子組が女子組を指差すのすごい可愛くてよかったよ、、、、

アンコール曲

10.劣等上等

まああるよねアンコール!!!

イベントTシャツに着替えて再登場してた。

相変わらずのクオリティでめちゃくちゃかっけ~~~よ~~~~~~これVividsのときは杏ちゃんとこはねちゃん二人で歌っててイベントでも二人で歌う曲ってイメージ強かったけど4人バージョンもめ~~~~~ちゃよかった。「ダッダッダッ!!」は盛り上がるんだよな~~~

あと冬弥くんめちゃくちゃ汗かいてるはずなのにこのときも相変わらず髪がサラッサラで…………どうして………?????なんで・・・・・・????アフロディーテに愛されてるの????????

あとアンコールらへんはいつも東雲彰人が軽率にTシャツで汗を拭って腹チラするのでそっちも気が気ではない…………お前やめろ……私を狂わせるのは………………

11.Ready Steady

ここでRS切ってくる!?!??!!?!?!?

いや、今回はやっぱり有名なボカロ曲で固めてきたな~OPとラストにRSやってないってことはやらないのかな~そうだよな~…と思ってたところに、、、、

Vivid BAD SQUAD結成後初めて歌ったこの曲をアンコールに残しておけるのめちゃくちゃ度胸あるよ・・・・考えたの誰・・・・・?こはねちゃんだったりしない?

その場にいるビビバスファンのこともしっかり考えてるセトリかよっていうのと、これ自分達は絶対アンコールを貰えるって信じてないとできない芸当じゃないですか。

すげ~~~~~よ~~~~ビビバス、、、、、、、天才、、、、かっこいい・・・・・・・

 

劣等上等とReadySteadyの間にしてた挨拶もめちゃくちゃよくて。

彰人「今日はありがとうございました。…俺達には夢があって、その夢を叶えるために今必死に努力しているところです。叶うはずもない夢だと思う人もいると思う。でも俺は…俺達は誰に何を言われても、夢を追い続ける。今日のライブも、夢に向けての1歩になったと思います。まだまだ理想の音にも全然届いてないけど、俺達のライブに来たからには絶対に楽しませる。やるからには本気で、そういうヤツが集まったのが、このVivid BAD SQUADです

杏「私には…私たちには、夢がある。自分が信じる最高の仲間と、絶対に必ず叶えてみせるって決めてるの。だから私たちが夢を叶えるまで、見守ってくれたら嬉しい。今日は、ありがとうございました

こういうときに話すのはやっぱり東雲彰人と白石杏なんだな、、、、、

本当にイベントあるたびに東雲彰人がいつもしている話で耳にタコできるくらい聞いてる内容なんだけど、この話をしているときの東雲彰人の目が本当に好きだ。

まっすぐ先を見据えていて、夢のために、っていう目をしていて、ほかには何も視界に入っていない、そんな表情で。同じ内容なのに、毎回毎回本気でその言葉を紡いでいるんだろうな、っていうのが伝わってくる。

東雲彰人と白石杏にとってあの伝説の夜を超えるっていうことが本当に達成したい目標なんだな、ってのが伝わるんだよな・・・・・・・

  

いや~~~~ボカロ祭、ほ~~~んと素晴らしかったね、ビビバス………

今回は客の全員がビビバスのことを知っている人たちというわけではないから、有名なボカロ曲で固めて、だけどその曲をビビバスなりにアレンジして、ボカロのことも尊重しつつ自分達のいろんなパターンの歌を見せてるんだな、と思ったセトリだった。

最初のほうにやった曲はアレンジ少なめにしてて聞きやすくわかりやすくを意識して観客をどんどん引き付けてからアレンジ多いヤンキーボーイ・ヤンキーガールやるのも最高だったね、、、、、

東雲彰人と杏ちゃん、冬弥くんとこはねちゃんの男女ぺアでの歌とかをいれてたのも、いろんなパターンを見せて初見の人にどれかしらに刺さればみたいな考えがあったのかな。

アップテンポな曲だけじゃなくていつもやってるJBFとかいれてきたのもうまいな~

新規意識したセトリだったのに古参にも優しい・・・・・・RSやってくれるとは思わんじゃん・・・・ありがとうビビバス・・・・・・・・本当に楽しかったよ・・・・・・・・

 

Vivid BAD SQUAD、伝説の夜を超えてくれ!!!!!!!!!!!!

「美しい恋にするよ」と言った君へ

6人から4人になったあと、はじめて発売された4人でのシングル曲、チャンカパーナ

そのCメロ前に、手越祐也加藤シゲアキ小山慶一郎、増田貴久、の順に、セリフを言うパートがある。

「美しい恋にするよ」「美しい恋にするよ」「美しい恋にするから」「約束するよ、チャンカパーナ

 

この曲は、4人になってから行われた初めてのライブで、セットリストの一番初めの曲となった。

神妙な面持ちでリフトから登場してくる4人。どこか遠くを見据えながら、目の前にいる観客を、なんだか愛おしむように見ていた。

このライブのタイトルが、「NEWS LIVE TOUR 2012 ~美しい恋にするよ~」だった。

美しい恋をさせてくれるアイドルとして、4人のNEWSが始動した。

 

昨日は4時間も手越祐也の声を聞くことになった。

会見が2時間、そのあと行われたOPENRECの生配信で2時間。

 

私は手越祐也から何が聞きたかったのだろうか。多分なにか聞きたかったわけではなく、ただ、彼の生き様が、私が好きだった手越祐也という人間の在り方が、嘘ではなかったのだという「確認」をしたかった。

 

会見場に現れた手越祐也は、髪を金髪に染めていた。

それもかなり、白に近い金に。

 

似ているな、と思った。4人で再始動したときの、4人のNEWSを引っ張っていくと、矢面に立って批判でもなんでも受けて立ってやると、一人奮戦していたときの、彼の髪の色と。

少しやせたように見えて、顔のよさは相変わらずだった。

 

へらりと笑った彼をみて、明るい声色で話し始めた彼をみて、私は安心していた。

ああ、私が好きだった手越祐也だ。と。

 

ここから約30分にわたって、手越祐也による説明があり、そのあと、1時間半にもわたる質疑応答があった。

様々なことを話していた。

 

数年前から脱退を考えていたこと。

ジャニーズではやりたいことをやれないと思っていたこと。

3/21、静岡でUR not aloneを歌ったあと、メンバーにその旨を話したこと。

本当はSTORYを終えてから辞めるつもりだったこと。

自粛期間中の外出はマネージャーには伝えてあって、だけれど週刊誌に撮られ、ああなったということ。

その場に女性はいた、俺の場合だと女性がいただけで手越キャバクラになってしまうと諦めたように笑っていたこと。

今後の活動は歌もやりたいし、ほかにもたくさん考えていること。

ジャニーズ事務所との話し合いのこと。

 

だいたい、こんなところだろうか。

それぞれについて私が思うことを、書いていきます。

 

これは頭お花畑の手越担の人間の思考に過ぎないので「手越のいう事なんて嘘に決まってんだろ」「女と遊びたいだけだろ」などという仮想敵のみなさんにはかまってられないので帰れ。頭がお花畑だと揶揄されようとも俺は手越祐也を信じたいんだから好きにさせろ。

 

・数年前から脱退を考えていたこと

これについては、たまに手越担の人やNEWSのオタク達が嘆いていたのを見ていたんだけど、そんなのオタクのよくある杞憂だろと思っていた。

ちなみにこの「手越君が辞めてしまうかも」という不安が一番大きかったのは2019年1月、「EPCOTIA ENCORE」のライブがあったときだと思う。そのとき荒野行動の垢バレとかでも荒れてたしね…

だから、フォロワーが「いつか来るかもと思っていたけど」と呟いているのを目にしたとき、そうなのか、と思った。これは私の手越祐也の偶像化が原因なんだろうね。

手越祐也NEWSを捨てない、というのが、私の中の手越祐也だったから。

 

・ジャニーズではやりたいことをやれないと思っていたこと

ディナーショーをやりたかった、もっとファンと会う機会を増やしたかった、ソロライブをやりたかった、ハロウィンイベントをやりたかった、ほかのアーティストとのコラボをもっとやりたい、と、彼の口からやりたかったことが溢れでてきた。

これは会見後の配信でも話していたけど、本当に手越祐也はやりたいことが多かったんだな、と思った。

プロデュース業もやってみたい、海外でライブをしたい。実業家にはならないと思うけど。ホストにもならないよ。そんなことを配信で語っていた。それはたしかに今までのライブDVDの特典ドキュメンタリーなどで彼が語っていた、聞いたことのある夢だった。

この件について、「ディナーショーはV6のトニセンがやってるよ」「Kinkiは二人ともソロアルバムだしてる」など、ほかのジャニーズの例を出してた人が数多く見られた。

うん、実績はある。でもきっと待てなかったんだろうな…

手越祐也座右の銘、いつ聞いても「タイムイズマネー」なんだもん。彼の生き急ぎぶりは私の予想を遥かに超えていたけれど、待てなかったんだろうなあ。

 

・メンバー、事務所との意識合わせについて

本当はSTORYを終えてから辞めるつもりで、ジャニーズ事務所にはその旨を伝えてあったという。

このあとコロナが猛威をふるい、ライブは全公演中止となった。

このコロナがなければ少しは違う結末を迎えられたのかもしれないなと思うと、自然の流れという逆らいようのない事象を恨めしいと思う。

コロナによる自粛期間中による外出。これもきっと要因のひとつだったんだろう。

一般の大多数の人は「コロナで外出したことで活動休止にされた手越がキレて辞めた」または「事務所が言う事を聞かない手越をクビにした」と思っている、と友人から聞いて驚いた。そんな程度ではこんなことにならんだろと思ってたので。あと私が「コロナの自粛中に外出」をそこまでの悪事だと認識していなかった(今もしていない)ので。

 

まあでも、きっかけのひとつではあったんだろうな。

ここについて、「事務所と何があったのか」「どちらから先に辞めるor辞めろと言ったのか」ということを気にするオタクを見た。なるほど私はそこに気をとられなかったけど、そういうことを気にする人もいるのだな、と思った。

 

・週刊誌、芸能人をただストレスの捌け口にしたい人達

会見が始まってから、笑いながら話を進める手越祐也に対して、何件もの「謝れよ」というコメントを見た。何に謝れというのだろうか。ファンに対して、メンバーに対してなら、わかる。

だけどその謝れは、自粛期間中に外出したことについてなんだろうなと思う、ほーんとどうでもいい。

自分が我慢していることをお前も我慢しろ、という文化が嫌いだ。

まあ今回の場合は事が事なので怒る人間の気持ちもわかるんだけど、それでもやはり、手越祐也手越祐也だなあと話を聞いていて思った。

どうしてもネットを介しての会話が嫌だった、と彼は語った。

まあ、「そもそもこの外出が今後の彼の仕事のことではなくただキャバクラに行っただけだろ」と言うのは勝手だが、なら私が手越祐也の言葉を信じるのも勝手だろ、勝手にさせろ、と仮想敵にキレておく。

 

「大事な話は直接会ってしたい、どうしても」と、会見後の配信でも手越祐也は語っていた。

それを聞いたとき私は、「これが手越祐也の信念だったんだろうなあ。なら仕方ないな」と思って、泣いた。

これは手越祐也の思想が悲しかったからではなく、手越祐也が彼の中にある信念に従って生きている人だとわかったことによる感動によるためだ。

 

どうしたって曲げられない信念というものが、私にはある。

その曲げられないものを、他人からみたら「そんなことで」と思われるものを、私は信条として、生きるためのよすがとして今まで生きてきた。

この信念というものがあるせいで失った友人もまあまあな数いる。信念を曲げるくらいなら友人と縁を切ったほうがマシだと思っての行動だった。これについてまだ交流のある友人達からは「なんでそんなことで」と口を揃えて言われている。

だけど私には曲げられなかったし、たぶんこれからも曲げられないのだろうな、と思っている。

ちなみにこれは小学校のときなどの幼い頃の話ではなく、成人してからの話だ。

成人した人間が友人というあやふやな距離感の存在と「疎遠になる」ことは数あれど、「縁を切る」という言いまわしをあえて使っているあたりで私の信念というものに対するこだわりを察してほしい。

 

だからきっと手越祐也の「大事な話は直接会って話したい」というのは、手越祐也の中での信念だったんだろうなあ、と思った。コロナで自粛を求められる中だろうと、事務所に注意され、止められようとも、信念を曲げることはできなかったんだろうなあ。わかるなあ、と。

勝手に理解した気持ちになるなって感じだけど、そう思ったのだから仕方ない。

私が好きになった手越祐也ってそういう人だったな、と深く感じた。

 

「俺ウソつけないから」と何度も言っていた。

本当にそうなんだろうな…忖度とかしないし、事務所のいう事も聞かないし。私が事務所の人間なら確かにやめてくれと思うのも仕方ないな、と思った。

だから、仕方なかったんだろうな、という気持ちが大きい。

手越祐也には曲げられないものがあって、事務所には守らなければならない社会倫理、規範があった。

どちらも正しいと思うし、でも私の個人的な思いを言わせてもらえば、4人のNEWSでいてほしかったということくらいだ。

 

・今後の活動について

ファンクラブを作る。YouTubeをやる。インスタもやる。海外に行きたい。などなど、さまざまなことを語っていた。

これらの活動が実現するかはさておき(ジャニーズ事務所のでかさというのは本当にヤバそうだと思ってるので圧力とかもすごいのではないかと危惧してる)私がそれらの活動を熱心に追うことはないだろうな、と思う。

もちろんテレビをつけて出演していたら見るだろうし、YouTubeでおすすめに表示されたら「今なにやってんのかな」と覗くことはあるだろう。だけど今までのような熱を持って推すことはしないんだろうな、と思う。

 

私が好きだった、4人のNEWSの手越祐也

手越祐也に嘘はなかったし、手越祐也手越祐也であるからこそ脱退という結果になってしまったわけだけど、それでも私は「4人のNEWS手越祐也」が好きだったのだ。

 

小山慶一郎から甘やかされ、歌番組の生放送前には、緊張で震える小山慶一郎の手を握っていた手越祐也

増田貴久という、アイドルとしての在り方も性格も正反対の人間とシンメを組み、美しいハーモニーを奏でていた手越祐也

加藤シゲアキは同い年で一人っ子という似た境遇を持つ人で、作家というジャニーズで初めての道を切り開いた人として、尊敬もするしライバルとして見ていたと語った手越祐也

 

この三人に愛されている手越祐也が私は好きだった。

それが先週の3人でのライブの「歌わない」という選択に現れていた。実際はあのライブの時点で手越祐也が脱退することは決まっていたのだけれど、けれどあのライブで手越祐也のパートを歌わないでいてくれた3人には、なんと言葉をかけたらいいのかわからない。あの「歌わない」という選択は、3人の、手越祐也に対する愛だったと、私は思っている。

そこに、歌わないでいてくれた場所に、帰ってきてくれる手越祐也という存在が、私は好きだったし、それは私の中での偶像としての手越祐也だった。

 

彼も人間で、やりたいことがたくさんあって、今の場所だとそれができなくて、できるとしてもものすごく時間のかかることで。やりたいことと、NEWSというグループ、またそのファンを天秤にかけて、やりたいことのほうをとられてしまったのだから、もうどうしようもない。

 

また、この一連の件で私が思ったのは、人っていろんな人がいるな。ということだった。

よく、「あなたみたいな人ばかりじゃないんだから」と言われてきたが、「いろんな考えの人がいる」ということを、初めて明確に理解できたのではないか、と思う。

なぜ辞めたのかを気にする人がいる。事務所がクビにしたと思って手越祐也の全面的な味方を続ける人がいる、手越祐也は勝手だと怒りを露わにする人がいる。そして私のような、今までの手越祐也が嘘だったのかということだけが気になる人もいる。

上記は基本的にNEWS担で観測した人たちなので、一般の人まで探したらもっとたくさんあるんだろうな。

あの会見見て手越のこと好きになったみたいなコメントも見たし。

ああ手越祐也は敵を作りやすいけど、その突き抜けた行動を好きになる人もいるんだな、私もそうだったな、と思った。

 

最後まで手越祐也は笑顔で、会見の最後には彼の有名な台詞()である「ティ」を思い切り行っていて。それはまぎれもなく、私が好きだった手越祐也だった。私が好きだった手越祐也は、私が、一年半という短い期間だけれど好きだった手越祐也は、こんな厳粛な空気の中でもそれをできてしまう人間だった。

 

会見中、笑みを浮かべ続けることで、噛んでしまったことを誰も笑わない中ひとり爆笑することで、涙を流さないことで、批判は全部手越へどうぞ。を最後まで貫いてくれていた。残された3人に、誹謗中傷が向かないように。

最後の最後まで手越祐也は、NEWSのセンターでエースで、最前線に立って、世間からの攻撃という矢を受け続けてくれる人だった。

ぐさぐさと刺さる矢を気にもせず、彼はいつものへらへらとした笑みを浮かべてくれていた。

 

手越祐也に嘘はなかった。彼はずっと私が好きだった手越祐也だった。

だけどもう、NEWS手越祐也ではない。

4人のNEWSではなくなってしまった。

私が好きだった手越祐也の歌も、一人では成り立たないのだ。ハモりもフェイクも、メインのメロディーを歌う人間がいてこそ引き立つものだったから。

手越祐也が突き刺すような攻撃的な歌声なら、増田貴久は包み込むような優しい歌声で、だからこそ二人の奏でる歌が好きだった。

手越祐也の突拍子もない発言を、ファンの目線で適度にかきまぜて盛り上げてくれる、小山慶一郎加藤シゲアキがいて。

4人になったNEWSがイチゴのないショートケーキと揶揄されたことを知りながら、2018年に行われた15周年記念のライブに「strawberry」と名付けたことが、どれほど胸を打たれたか。

それは単に「15(いち、ご)」という意味だけではないのだということを、ファンならわかるから。

そんな、4人のNEWSが好きだった。

4人のNEWSを引っ張っていく存在としての手越祐也が、好きだった。

 

 

2012年、4人になってから初めて行われたライブで、「美しい恋にするよ」と手越祐也は言った。

 

手越祐也は最後までずっと変わらない手越祐也だった。私が好きだった彼がそこにいた。どこまでも手越祐也手越祐也のままで、だからこそこうなってしまったのだ、ということがわかった。

手越祐也のその不器用なまでにまっすぐで嘘のない生き様が、美しかった。

 

ありがとう。これからのあなたに幸多からんことを祈って。

 

美しい恋だったよ。